「水田ごぼう」について
通常、ごぼうは畑で栽培されるため、水田で栽培されたごぼうは「水田ごぼう」と呼ばれています。水田ごぼうは二毛作(二期作)として稲作のシーズンが終わった秋に、その水田を利用して育てられます。同じ畑で同一の作物を作り続けると、連作障害といって、徐々に発育が悪くなることがありますが、稲作の裏作であればその問題がうまく解消できるということです。また、お米作りをした後の水田で育てると、畑栽培のごぼうと比較して、地肌が白く曲がりが少ないといった見た目のほか、皮が薄くて柔らかく、アクの少ない香り豊かなごぼうとなります。これは、ごぼうの生育に必要な水分をたっぷりと含んだ田んぼの、やわらかで肥沃な土壌が育んだ味わいです。
田んぼに流れる水の源は、阿蘇外輪山の標高500~800mの間に位置する、名水百選にも選ばれた菊池渓谷。清らかでミネラルあふれる水分を含んだ栄養豊かな田んぼのやわらかい土壌を掘り返して育てるので、ストレスが少なく曲がりの少ない、美味しいゴボウが生産されます。