熊本県菊池産の
自然栽培緑もち玄米使用
熊本の菊池水源を由来とする清冽な地下水を利用し、日当たりの良い土壌でのびのびと育った農薬・肥料不使用の緑もち玄米を使用しています。収穫量が通常米の半分ほどと、農家泣かせの品種ではありますが、仕上がったお餅のおいしさは一味違います。
古代米の一種である緑もち米(クロロフィル色素)は、野生稲から派生しており、赤米(タンニン色素)や黒米(アントシアニン色素)もその仲間です。生命力が強い一方で脱粒性(稔り期に籾が容易にこぼれ落ちる)が高く、背丈が高いことによる倒伏の恐れや、収量の低さがあります。
稲の命が凝縮されたひと粒には稲の歴史が詰まっています。栽培の難しさや手間の多さで途絶えようとしている古くからの品種には、しかしながら品種改良を重ねたお米にはない魅力があります。祖先が長い間慣れ親しんできたであろう味わいや、色味や姿などの稲自身が持つユニークな個性、そして何よりも身体の喜ぶおいしさがあるのではないでしょうか。