こだわりの醤油造り
大豆を丸ごと水に浸して、それを釜で蒸すことから始まります。そして、焦げないように丁寧に炒った玄麦を細かく砕き大豆と混ぜ合わせ、種麹と混ぜ合わせて発酵させて麹を作ります。
数日後、出来上がった麹を天日塩の塩水と合わせて木桶へ入れ、その後1年以上じっくりと熟成させて醤油のもろみが完成します。
もろみ蔵の中や木桶には、長年の醸造で棲みついた麹菌や酵母菌、乳酸菌が存在し、蔵ならではの味わいを表現し、醤油の表情を作り上げているのです。
繊細でありながら安定感と芯のある味わいは、十分なコクと甘みを奏で、たとえ醤油だけの味付けであっても事足りるほど、素材を美味しさで包み込む力があります。